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★ライトノベル
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もしもデビュー作が売れなかったら

デビュー作が売れないということは結構な割合であります。
せっかく受賞したのに売上は大阪屋ランキング園外……
自分の才能に疑問が……担当さんに申し訳ない……など
デビュー作の爆死はまさに天国から地獄の恐ろしいパターンです。
新人作家が筆を折る原因の第一ハードルといったところでしょうか。
しかし、ベテランの方でも新作が売れるかどうかは神のみぞ知る所であり
一度の失敗で落ち込んでいてはプロとして生き残っていけません。
ここではデビュー作爆死パターンに陥った際の心構えを紹介します。

1:担当さんに謝らない

「残念ですが、数字がふるわず○巻で打ち切りという形になります…」

発売から一週間程度で打ち切り連絡はやってきます。
受賞の時の電話は天国。打ち切りの電話は地獄……
自分が辛いのはもちろんですが、推してくれた担当さんに申し訳ない……
(そう思うのは仕方ありません。

しかし、謝らないでください。担当さんは共同製作者です。
作品が売れるか売れないかは、ある程度博打であることを覚悟のうえ
あなたを受賞作家に選んだのです。
むしろ、恐縮して謝ってそのまま筆を折られた方が
編集者にとって痛手です。
新人賞は、あなたの作品だけでなく、総合力や将来性、
伸びしろを見越して与えています。
謝ったり筆を折ったりするのではなく、売れる作品を書いて
雪辱を晴らしましょう。
(中には「もう書かなくていいよ」とデビュー同時に戦力外通知を
 行うところもあるそうですが……あくまで風の噂です)

2:何が悪かったのか、担当さんと探る

受賞の下駄を履かせても打ち切りになるほどの空振りであれば
マーケットのニーズと致命的なズレがあることは明確です。
(イラストのせいにしないこと)
ズレをなおし、新作で大きく当てた方も大勢います。
自分が書けるもの、書きたいもの、編集者がOKを出せるもの
読者のニーズにあっているもの。
これらが一致する点を探りましょう。
とはいえ難しいです。特に著者が「書きたくない」ものが売れそうな時
あるいはそれなら編集者がOKを出せる時、著者は
妥協するか否かを迫られます。
書きたくない、或いは書ける自信がない……
しかし、プロであれば本を出さなければ元プロになってしまいます。
さて、こんな風に迷った時に二つの方法が考えられます。

3:作家性を抑えて書く

個性を控えめにし、ニーズに合わせて書く方法。 重要なのは、作家性をゼロにして読者に『媚びた』内容を書くと
読者に見抜かれます
あくまで「俺(私)節」を残しつつ書いてください。

4:ゴリ押しする

担当さんと良好な関係が保てなくなる可能性がありますが
プロットや企画にOKがでなくとも完成原稿を仕上げて
担当さんに「読んで!」と押し付ける方法です。
それが傑作ならば担当さんも気合を入れて企画をゴリ押ししてくれます。
(ほとんど持ち込みに近い形です)
ただ、成功率はかなり低い上に、ボツだった場合
自分と担当さん、二人分の労力と時間を無駄にすることになります。
また、担当さんから「自分は信頼されていない」
「売れねーくせにメンドくさい」
などと悪印象を持たれて優先順位を下げられてしまう可能性もあります。

……と、理屈では『良い子』になることを勧めますが
破天荒な作家さんほど売れたりするので
暴走ゴリ押しを「悪いこと」とはあえて言いません。
編集者の胃を痛めつける原因の一つなんですけどね(;´・ω・`)

新作の立ち上げに関しては
『作家殺しの絶望新企画立ち上げ』にて詳しく説明します。
(大げさに言ってるようですがマジで作家殺しです)


5:打ち切りに負けるな

打ち切りをくらうと、場合によっては担当さんがよそよそしくなったりします。
メールの返信が遅くなったりします。
レーベルによっては戦力外通知を突きつけられることもあります。
もし、行き場所が無くなったら、道は四つ(暫定)。
1:諦める 2:諦めずに新企画を出す。
3:別レーベルに持ち込むor新人賞に出す 4:シナリオライターをやる

1はさっぱり書く事をやめる。アマチュアに戻る。
売れなくて消えていった作家はラノベに限らず、
漫画、演劇(役者)などでも大勢います。
消えた作家について、詳しくは
『なぜ作家の生存率は低いのか』で紹介します。

2は面倒見のいいレーベルだったり
担当さんがあなたにとって『良い人』なら
本を出せるチャンスは十分あります。
しかし、戦力外通知をくらったり放置プレイをされた場合は、
他の場所、環境で成功しない限り難しいでしょう。

3はそのレーベルを諦めて新たに営業することを指します。
しかし、小説の持ち込みは難しく、
また新人賞上がりで成果を出せていないとなると
持ち込み成功率はかなり低くなります。
プロアマ不問の新人賞に出すことも視野に入れたほうが良いでしょう。
打ち切られた作家を受け入れ、癒して再起させる
ホスピタルと呼ばれているレーベルもあります。
(一○社文庫 伏せておきますが…)

4はゲームのシナリオを書いたりライターとしてお金を稼ぐ進路です。
小説と違って裁量が低かったり印税ではなかったりしますが
ライターはSNSゲームのバブルで不足している上に
本と違って必ず出ることが確定しているので、安定性はあります。
ゲームライターで活躍して、ラノベレーベルに持ち込む人も多いので
親和性が高い職業と言えます。

6:終わりに

受賞して売れるまでが新人賞だ…というのは言いすぎですが
ライトノベルレーベルが乱立するこのご時勢、
打ち切りはそこら中で起こっています。
しかし、熱意を持って続けていれば
必ず打ち切りの底なし沼から抜け出せます。
ネガティブに捉えず、この経験を活かしていきましょう。