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なぜラノベ作家の生存率は低いのか

ラノベ作家は年間100人以上の作家がデビューします。
しかし、三年後に残っている(作品を出し続けている)作家さんはごく僅か。
なぜ、何百倍もの競争を勝ち残ってデビューしたのに消えてしまうのか。
その理由について考察します。

1:就職して忙しくなった

ライトノベルは比較的、学生デビューが多い印象があります。
特に大学生は創作に割ける時間も多く、20歳前後でのデビューも珍しくありません。
また、失職して暇だったから書いたら受賞した、という方もいます。
しかし、就職をしてしまうと必然的に創作に割ける時間&体力的余裕が
かなり少なくなってしまいます。

作家は兼業が一般的と世間では言われていますが
はっきり言って兼業作家は想像以上に大変です。
時間もそうですが、体力・ストレス共にかなりの負荷になります。
ライトノベルでは、シリーズの発売スパンが短い為、
一般文芸に比べて余計に余裕は無いでしょう。
そうなると、作家業を優先するか、本業を優先するかで悩むことになり
安定性のある本業を優先する……といったパターンが
消えていく(書かなくなる)理由としてはかなり多いです。
逆に就職したが作家デビューして辞めた(もともと辞めたかった)人や
最初から就職など視野にいれず、作家一本でやってきた方のほうが
生き残っていく可能性は高いです。
当然、リスクも高いので、少数派になりますが……。

2:新作の企画が上手くいかず嫌になった

新人賞の場合は、自分で書き上げてそれを編集者が選ぶスタイルです。
作家の裁量はかなり大きく、書きたいものが書けて、しかもそれが本になるという
作家にとって一番ベストなスタイルです。
しかし、新作となると編集者とコミュニケーションをとりながら
作っていかなければなりません。
当然、作家性に加えて商業性を求められ、書きたいものと編集者から求められるものの
ギャップに苦しみ、書けなくなってしまうパターンがこれにあたります。
アマチュアなら好き勝手に書けますが、プロになると否応なく制限が出てきます。
次に好き勝手出来るのは、結果を出した後であり
新人のうちはなかなか企画が通らなかったり、思い通りにいかなかったりします。

アマチュアとプロの境界線でしばしば引用される点ですが
柔軟性が無ければプロとして生き残るのは難しいのが現実です。

3:デビュー作で燃え尽きたor満足してしまった

本を出すことが夢だと言う人に多いパターンです。
デビューがゴールになってしまっていると
賞を取って本が出たことでその人は目標を達成してしまい
新作を作り上げるモチベーションを失ってしまいます。
また、ネタの引き出しが少ない人は
デビュー作に全てのアイデアを詰め込んだので
もう書けませんという人もいます。

プロになりたいと思うならば、目標は
デビューの先、デビューしたあとにどう生き残るか、
どうやって売れるか(アニメ化になるか、漫画化するかなど)
といった所に置くべきです。

4:戦力外通知をうけ、そのまま自信を失った

何回かの打ち切り後「もうウチでは書かなくていいよ」と言われ
事実上リストラ、戦力外通知を受けてそのまま消えてしまうパターンです。
残念ですが、プロとして活動する以上、数字が出せなければお払い箱になってしまいます。
レーベルにもよりますが、こうなってしまうとそのレーベルから本を出すことは難しく
作家自身の心が折れてしまえば、執筆活動そのものが
出来なくなってしまいます。

5:終わりに 消えた作家はどこへ行ったのか

こうして筆を折ってしまった作家はその後どうなったのか?
私の知る限りでは、ライターになったり普通に就職したり
絵の練習をして漫画家になった方など様々です。
もうアニメ関連(ラノベと親和性のあるジャンル)では働かないという人と
やっぱり好きだから関連業種で働きたいという方に二分されます。
筆を折るのがその人にとって幸せか不幸か。
それは本人にしか分かりませんが、
消えていった作家にも、それぞれドラマがあるものです。